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高速道路でクルマが停止したら?…後続車に十分注意して防護柵に避難を



夜間の視認テスト時の様子。走行車線を通過する車両の下向きライトに、追越車線上に横向きに停止する車両下部が照らされている。(実験は開通前の高速道路で安全性を確保して実施しています)

高速道路での事故やトラブルでクルマが停まった場合、まずは後続車をよく確認して、防護柵に避難しましょう。車道上は非常に危険です。また、車内に残っていると、後続車に追突される危険があります。下記はJAFが紹介している事故・故障時の対応方法です。自分たちの安全を確保した上で、発炎筒や三角停止表示板などで後続車に対して停車車両の存在を知らせます。
クルマ何でも質問箱:高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?

高速道路で停車した場合、直後の後続車がちゃんと気づいてくれれば、ハザードランプとその後に続く後続車の自然な減速で追突等の危機は小さくなります。しかし、後続車が少なかったり、夜間や雨で視界が悪い、カーブの先で停止して後続車から見えづらい状況だと、非常に危険です。

写真は、『JAFMate』2012年6月号のJAFユーザーテストで、開通前の高速道路を利用して実験を行った時の写真です。夜間、追越車線上に停車車両があるケースで、どれくらい前から停車車両に気づくことができたかを確認しました。三角停止表示板がない場合、下向きライトで走行中の実験車が横向きで停止する車両の存在に気づいたのは、なんと24メートル手前でした。また、停車車両がタテ向きで、ライトの反射がある場合も、気づいた場所は57メートル手前。100km/hでの制動距離は77メートルほどですので、停車車両に気が付いて急ブレーキをかけても間に合わないわけです。

このようなケースを、現実の交通環境で撮影されたドライブレコーダー映像で見てみましょう。

JAFセーフティシアター「左車線のトラックがハザード点滅」
この映像はカーブの先に停車車両があったケース。幸いにも撮影車は脇を通り抜けることができましたが、もし停車車両の乗員が外に出ていれば、重大な事故になっていた可能性があります。なお、大型トラックは車高(座席)が高い分、見晴らしが効くので、停車車両の存在にいち早く気が付き、ハザードランプで危険を知らせているのが分かります。

JAFセーフティシアター「雨の早朝、高速道路にて」
また、こちらの映像は、夜間に走行中に、前方の停車車両を避けようとしてスピンし、側壁に激突してしまったケースです(乗員の方は無事だったそうです)。前の映像同様に雨で、なおかつ夜間の視界が悪い状況で起きています。

高速走行中は、前方の異変に気づくのが遅れると急ブレーキで停止することは難しく(ハンドル操作での回避のみ)、二次災害に繋がる可能性が高くなります。高速道路での走行、とくに雨天や夜間の走行は、速度を出し過ぎない、ライトを上向き・下向きにこまめに切り替えるなどして、前方視野の確保と危険回避のための余裕(距離・到達秒数)を確保することが必要です。

また、逆走車による事故の例も同じですが、このような事故は追越車線で多いという統計データが出ています。高速道路での走行レーンは、走行車線を原則とし、追越車線は必要なときにだけ走行することも、事故を抑止することにつながります(とどのつまり、交通ルールの遵守が最も効果的な交通安全だといえそうです)。

(2013年10月 9日 編集部 徳永智)

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