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早めのライト点灯を呼びかけ 日産「おもいやりライト大作戦」



ヨコハマ創造都市センターでの第1回ミーティングの様子。
奥が司会を務めた山名清隆氏。

国内の交通事故において、クルマの乗員の死亡者数は年々減少している。これはエアバッグなどの装備やボディの衝突安全性向上など、安全技術の進歩によるところが大きいとみられる。

そして2009年には、歩行者の死亡者数が、クルマの乗員の死亡者数を上回るようになった。そのため昨今は、国も交通事故対策として歩行者に重点をおいている。交通事故で歩行者が犠牲になる事故は、辺りが暗くなり始める薄暮時が最も多いという。そこで、ドライバーが意識して早めのライト点灯を行い、クルマの存在を周囲に知らせるなど、ドライバー側ができることで、この歩行者の事故を軽減しようという対策も試みられている。

日産が2003年から実施している交通安全活動「ハローセーフティキャンペーン」においても、昨年からは、早めのヘッドライト点灯のことを「おもいやりライト」と名づけ、ドライバーに周知する取り組みが行われている。昨年はメッセージ入りの黄色いTシャツを着て皇居をジョギングするイベントが実施された。

今年は、その続きとして「横浜おもいやりライト大作戦」なる取り組みが実施されている。より多くのドライバーに早めのライト点灯を呼びかけるための企画を、市民とともに考え、横浜の地で実行していこうというものだ。日産のこうした市民参加型の取り組みは、電気自動車リーフの試乗会・発表会やITSを使った事故低減システムの実証実験などでもみられたもので、このところの同社が積極的に取り入れているスタイルといえそうだ。8月30日には「おもいやりライト運動についての市民会議」として、第1回目のミーティングが実施された。

会場には、会社員から小学生まで、仕事も年齢も異なるさまざまな一般の市民約50名が参加。最初こそ、何をどのように発言してよいのか分からず、戸惑った雰囲気もあったが、日産の技術者らによる現状の解説や、同キャンペーンのプロデューサーを務める山名清隆氏の提案などを受けて、後半には次々とアイデアが飛び出し始め、最後には時間が足りなくなってしまったほど議論が白熱した。

この市民会議は、今秋、横浜で「おもいやりライト」を呼びかける何らかのイベントを行うことを目標に、あと3回ほど実施予定。次回は9月27日に行うという。どういった形でこの「おもいやりライト大作戦」が完成していくのか、その過程さえもキャンペーンの一環にしてしまう、ちょっと面白い取り組みとなっている。そのほか詳細は、日産「おもいやりライト」キャンペーンサイトを参照のこと。

(2011年9月 1日 eJAFMATE編集部 若松哲史)

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