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緑に蝶の図柄は聴覚障害者のマーク 周りのドライバーは運転マナーに注意!


6月1日に施行される改正道路交通法及び関係法令によって、聴覚障害者の免許取得条件が緩和される。これにより、耳で音が全く聞こえない人でも運転免許証を取得できるようになる。今後は、クラクションなどの音が聞こえないドライバーの運転する車が道路を走るようになるため、他車に注意を喚起する目的で、新たに聴覚障害者のマークが制定された。マークは、白で縁取りされた緑地の円形の中央に黄色の蝶を配したもの。公募で寄せられた33点のなかから視認性などを考慮して決められた。ドライバーの属性に基づいて車両への表示義務が課せられるマークとしては、初心者用、高齢者用(6月改正から75歳以上義務化)に続き三つ目となる。


新たに定められた聴覚障害者マーク

旧道路交通法施行規則23条では、運転免許試験において、補聴器を付けても10メートル離れたところから90デシベルの音を聞き取ることができない場合には不合格とすると定めていたため、重度の聴覚障害者は運転免許証を取得することができなかった。2002年に関係団体より改正の要望が国に出され、警察庁などでは、三年間にわたって聴覚障害者の運転について走行試験などを行い、一定の条件を満たせば、安全に車を運転することが可能であるという結論に達した。今回の法改正によって、上記のような重度の聴覚障害者であっても、法令に定めた処置をとる限り、運転免許証(重度の場合は第一種普通自動車運転免許に限定)が交付され、公道において車を運転することが可能となる。

聴覚障害者のドライバーは、車両斜め後方の死角を解消するためにワイドミラーを装着して視認性を向上させる必要があるほか、車両の前後に聴覚障害者マークを表示しなくてはならない。表示義務に違反した場合には、行政処分では反則金4,000円(普通車の場合)と減点1点が科せられる。

一方、他車のドライバーは、このマークを表示する車に対して、幅寄せや割り込みが禁止される。また、クラクションが使えないぶん、車間距離を十分にとることなど、聴覚障害者が運転する車に配慮することが求められる。特に留意すべき運転場面としては以下が挙げられている。

・ 「警笛鳴らせ」の警戒標識が設置されている、山地部の道路や見とおしのきかない交差点、曲がり角等
・ 脇道から前進又は後退して大きな道路に入ろうとしている自動車
・自分の車線に車線変更しようとしている自動車

これらに違反した場合には、行政処分では反則金6,000円(普通車の場合)と減点1点が科せられる。

(2008年5月15日 eJAFMATE編集部 徳永智)

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