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ITSスポットを活用した物流支援の実証実験


無線通信を利用して、車載カーナビに交通情報などを配信するとともに、車両位置を把握して、効率的な物流を実現する――そんな実証実験が九州で行われている。

実験の対象となっているのは、博多港の配送拠点から、九州各地の家電量販店などに商品を配送する20台のトラック。これまで配送トラックは、突発的な事故による混雑などで、到着時刻の変動が少なくなかった。今回の実験では、これら配送トラックに、ITSスポットサービスに対応した車載端末を搭載。高速道路に設置されたITSスポットから最新の道路交通情報を提供するほか、車両位置をサーバに送信することで、車両の到着予定時刻などをあらかじめ把握し、配送先で納品作業の準備を行うことで、配送の効率化が実現できる。

ITSスポットは、ETCと同じ周波数を利用して路側機と双方向通信を行うもので、すでに全国の高速道路上に約1600カ所設置されている。今後は、ITSスポットを通じたリアルタイム情報のやりとりを通じて、情報提供だけでなく、効率的な道路管制や安全運転支援に役立てることが考えられている。

今回の実証実験でも、配送の効率化だけでなく、収集したプローブ情報を元に、ボトルネック箇所を把握して道路行政に反映したり、個々の車両のデータを解析することで、エコドライブや安全運転の支援に役立てる。

一方で、個別に車両の位置情報を特定、収集することについては、いわゆる“ロケーションハラスメント”を懸念する声もある。国土交通省では、今回の実証実験の実施に際して、これら特定プローブ情報の取り扱いに関する方針を定めた。プローブ情報の適切な管理を徹底することで、個人情報の保護と新時代の道路交通情報サービスとの整合性を図りたい考え。

(2012年2月24日 編集部 徳永智)

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