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2013年のITS世界会議は東京で開催


ITS(Intelligent Transport Systems)とは、人と道路と自動車の間で高度な情報通信を行い、交通安全や渋滞対策など、道路交通に係る諸問題を解決するためのシステム全般を指す。ITS世界会議とは、そのITSに関係する世界各国の政府、学会、民間企業などが一堂に会する国際会議のこと。1994年にパリで第1回が開催され、今年はまもなく韓国・釜山で第17回目が開催される。

2013年の第20回ITS世界会議は、東京で開催されることが決まった。それにあわせた日本組織委員会では、委員長にITSジャパンの渡邉浩之氏(トヨタ自動車技監)、副会長に石原慎太郎氏(東京都知事)がそれぞれ就任することとなった。なお、日本でITS世界会議が行われるのは第2回(1995年)の横浜、第11回(2004年)の名古屋に次いで3回目となる。

渡邉委員長は先日の記者会見で「東京は世界でも有数のメガシティであり、道路、鉄道、海運などのITSにおいて世界の、なかでもアジアの指針となるべき都市」とし、東京での開催に向け「世界会議は標準化の議論の場でもある。それもにらんで、日本が各方面でリーダーシップを発揮する場としたい」と目標を語った。

なお、今年の釜山における世界会議のテーマは「ITSで築くユビキタス社会」。ユビキタスとは「いつでもどこでも、意識することなくネットワークの恩恵を受けられる環境」を意味している。ITSにおいては、道路とクルマが通信する路車間通信、そしてクルマ同士が通信する車車間通信といった方法があり、その通信インフラの普及を見据えたテーマだといえそうだ。

他方インターネットを代表としたネットワーク環境の発展はめざましく、今後のEV(電気自動車)は、予めこれらと融合した通信システムを備えたものが主流となりつつある。なかでも、限られた電池容量をいかに効率よく消費するか、という命題が不可避となることから、これまでのITSでは副次的なものであった「省エネ」が重要なキーワードとなってくる。これは新しいクルマとネットワークのあり方を感じさせる事象だ。

2013年には、そういったEVたちが普及し、クルマとネットワークの組み合わせが当たり前となっていることが予想される。そんななかの東京でのITS世界会議。果たしてどのようなテーマのもと、どよのうな交通社会の未来像が提示されるのであろうか。

(2010年10月15日 eJAFMATE編集部 若松哲史)

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