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ちょっと遅く帰れば、時間も料金も節約できる? 国交省などが時間帯料金割引の社会実験を実施


5月のある日曜日、筆者は山梨県にある須玉ICから中央道を東京方面に向かっていた。時間は午後5時過ぎ。料金が50%割引になるETCの通勤割引が始まる5時を待ってから、ケチケチと自宅へ帰ろうというもくろみだった。

甲府を過ぎるまでは順調だったが、東京都と神奈川県の境にある小仏トンネルを先頭にした渋滞に巻き込まれてしまった。自宅に最も近い高井戸ICまで残り100kmを切っているにもかかわらず、電光掲示板に表示された所要時間は3時間。料金はそれなりに節約できたのだが、時間は大いに浪費する結果となってしまった。

全国各地の高速道路の渋滞予測を掲載しているホームページ「ドライブカレンダー」を見ると、毎週末、中央道上り・小仏トンネルを先頭とする渋滞が予想されている。たとえば、7月1日は最大15km、その翌週の7月8日も最大15km。3連休の中日にあたる7月15日には最大25kmの渋滞が発生すると見込まれている。この渋滞がピークを迎える時間は午後5時から8時ごろ。この時間帯は、ただでさえ行楽地から帰る車が集中するのに、筆者のように通勤割引を利用する車がいることが、渋滞をさらに悪化させてしまっているのではなかろうか。

国土交通省とNEXCO3社は6月24日の午後8時から、休日に渋滞しやすいポイントを対象に時間帯料金割引の社会実験を実施する。これは、渋滞がピークを迎える時間よりさらに遅い時間の料金を割り引くことで、どれくらい交通量が分散し、渋滞が減るかなどを調べるためのものだ。ETCを装備した車で、かつ午後8時から10時までに、指定の入口ICまたは出口ICを通過した車が対象。割引率は通勤割引(午後5時〜8時)と同様の50%となる。この社会実験で対象となる路線と、指定の入・出口ICの区間は次の通り。

■東名高速
入口:厚木IC〜静岡IC間
出口:東京IC〜横浜町田IC間

■中央道など
入口:相模湖IC〜河口湖IC間、勝沼IC〜諏訪IC間、中部横断道白根IC〜増穂IC(南アルプス本線料金所)間
出口:八王子IC、八王子本線料金所、圏央道−八王子西IC

■関越道など
入口:東松山IC〜湯沢IC間、上信越自動車道−藤岡IC〜佐久IC間、北関東道前橋南IC〜伊勢崎IC間
出口:鶴ヶ島IC〜練馬IC(新座料金所)間、圏央道あきる野IC〜圏央鶴ヶ島IC間

■中国道など
入口:山崎IC〜西宮山口JCT間、山陽道−山陽姫路西IC〜神戸北IC間、神戸西IC、舞鶴若狭道−三田西IC〜福知山IC間、播但連絡道姫路JCT(花田本線料金所)〜市川南IC間
出口:宝塚IC〜中国吹田IC間、吹田本線料金所

割引時間、割引率、対象となる入口ICや出口ICなどについては、実験中の利用状況により、随時追加変更される場合がある。この社会実験で割引になる料金の具体的例については、国土交通省のホームページ(PDF)を参照。

(2007年6月26日 JAFMate編集部 野地貴範)

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