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アイドリングストップ中でも涼しくて快適に…スズキが新型ワゴンRで採用へ


クルマの省エネが進むにつれて、多くの車種で採用されている技術がアイドリングストップ。信号待ちなどの停車時に、エンジンを停止し、無駄な燃料消費を抑える。また、排ガスを少なくする効果もある。このアイドリングストップを、スズキが進化させている。

スズキは、これまで停車時にエンジンを停止させていたのを、ブレーキを踏んで車速が9km/h以下になったときに停車するよりも先にエンジンを停止させる新技術を開発、昨年12月に発売した「アルト・エコ」に搭載した。燃費は30.2km/L(JC08モード)と、ハイブリッド車も顔負けの燃費性能を実現している。スズキは、このアルト・エコで採用したアイドリングストップ機構をベースに、新しく「ENE-CHARGE(エネチャージ)」と「ECO-COOL(エコクール)」と呼ぶ新技術を採用。9月に発売する予定の新型「ワゴンR」に搭載する。

エネチャージは、ブレーキをかけたときに減速するエネルギーを回収(回生)、バッテリーに電気として蓄え、電装品の消費電力として使うことで燃費改善を実現する技術。ハイブリッド車など、大容量のバッテリーを搭載している車種で採用されている技術で、ダイムラーの「スマート・フォーツーmhd」などが採用しているが、日本の軽自動車規格ではこれまで採用されたことがない。今回、スズキでは、小型のリチウムイオンバッテリーをアイドリングストップ用の鉛バッテリーとは別に新たに回生用としてシート下に搭載、従来の2倍の発電能力を持つオルタネーターと組み合わせることで、回生の効率を高めた。エネチャージを採用する新型ワゴンRでは、軽量化などの他の低燃費化技術とあわせて、燃費性能は28.8km/L(JC08モード)と、ワゴン型軽自動車としてトップを実現できたという。

エネチャージとともに新型ワゴンRに採用されるもう一つの新技術がエコクール。アイドリングストップではエンジンが停止するので、バッテリーだけでエアコンを作動させることが難しい。そこで多くの車種では、アイドリングストップによるエンジン停止時は、エアコンは自動で送風に切り替わるようになっている。スズキが新たに開発したエコクールでは、エアコンのユニット内に蓄冷材を採用。これにより、アイドリングストップでエンジンが停止して送風に切り替わっても、蓄冷材を通した冷風を室内に送ることで、車室内の温度上昇を抑制することができるという。軽自動車での採用はワゴンRが初めてになるという。

(2012年8月13日 編集部 徳永智)

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