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光岡自動車がEVに再参入 i-MiEVベースの白ナンバー車「雷駆」発表


市販車ベースのカスタムカーで知られる(株)光岡自動車は、4月22日、三菱の軽自動車EV「i-MiEV」をベースに5人乗りの小型乗用車に仕立てた「雷駆」(ライク)を発表した。車輌本体価格は428万円で、i-MiEVよりも30万円高い。国の電気自動車導入補助金は、i-MiEVと同じ114万円を予定している。予約受付を5月下旬より開始し、8月以降に順次納車予定という。


報道陣に公開された光岡自動車のEV「雷駆(ライク)」

i-MiEVは軽自動車のため4人乗り。これに対して、レンタカーやタクシーでは5人乗りの要望が多いことから、同社は、雷駆を5人乗りができる小型乗用車登録に変更。後部座席のシート幅も116cmとi-MiEVより広げ、3人掛けに適したものに換えた。また、登録枠の変更にともない衝突安全性の確認などが必要になるが、同社の光岡進会長によると、i-MiEVの衝突安全性には余裕があり、国土交通省でのチェックもスムースに進んだという。


発表会に出席し「雷駆」誕生までの道のりを説明した光岡進会長

車幅は変えず、ドアの内側やシートを工夫することで室内幅
のみを拡張。後席に3人が座れるスペースを確保している。

他の変更点は、前後バンパーを変更し高級感を向上したという。これにより全長は、i-MiEVより17.5cm長くなった。車両重量も40kgほど重くなっている。ボディーカラーは、特別塗装色3色を含めた5色を用意。電池、モーター、コントローラなどシステム、駆動関係は、i-MiEVと変わらない。

同社は、2009年にEVミニカー「MC-1EV」を発売、販売中止後もEVの研究開発は継続して行ってきたという。「以前i-MiEVの試乗の機会があったのですが、車といい、電池といい、その完成度と性能に本当に驚きました。それが雷駆の最初のきっかけとなりました」と光岡会長はいう。

雷駆の販売は、同社販売店の他に、兼松(株)とユアサM&B(株)が法人向けの販売を行う。商社である兼松はEVの急速充電システムを扱っており、充電装置とのセット販売なども検討中という。またユアサM&Bは、i-MiEVの電池を供給する(株)リチウムエナジージャパン、(株)GSユアサ系の企業。ユアサM&Bは、23日に改めて記者発表を行うという。

光岡自動車では、今年度、雷駆を400台販売する計画だ。これはi-MiEVの販売予定である4000台の1割にあたり、同社の昨年度のカスタムカーの全販売台数430台とほぼ匹敵する数である。要望が多いというi-MiEVの5人乗り需要を担いながら、同社の中心車種になる可能性もある。自動車業界が急速にEVへと向かう中、また新たな形のEVビジネスの登場といえる。

(2010年4月22日 JAFMate編集部 鳥塚俊洋)

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