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三菱i-MiEVがモデルチェンジ 補助金利用で188万円のモデルも



モデルチェンジしたi-MiEV。外観上の変更はない。写真はエントリーモデルの「M」グレード。

大容量のリチウムイオンバッテリーと高出力の電気モーターなどを搭載、100%電気で走行する三菱の電気自動車(EV)「i-MiEV」がモデルチェンジした。回生充電を見直すことで、従来モデルよりも一充電による航続距離を約2割延ばしたほか、タイマー充電や乗車前のプレ空調などの機能を追加したうえで車両本体価格を値下げ。電池容量を減らした廉価モデルも新たにラインナップに加わった。

これまで単一モデルでのラインナップだったが、今回のモデルチェンジにより、上級グレードの「G」、エントリーグレードの「M」の2グレード2モデルのラインナップとなった。グレードの違いで最も大きいのは、一充電による航続距離の差。「M」は120km、「G」は180km(いずれもJC08モードでの測定値)。搭載するバッテリー容量を減らすことで、エントリーグレードの「M」では、EV補助金を受給した場合の実質負担額が188万円とリーズナブルな価格を実現した。従来モデルに相当する上級グレード「G」では、180kmと従来よりも航続距離を延ばした上で、様々な付加機能を追加。商品性を高めた上で、車両本体価格は19万円値下げするなど、三菱はEVの旗頭とも言えるi-MiEVを積極的に販売していく姿勢を見せたといえる。

装備面では、滑りやすい路面や急なハンドル操作による車両の不安定な動きや車輪のスリップを防ぐスタビリティコントロールを全車標準装備した。また、Gグレードを対象に、運転席と助手席のシートヒーターを標準装備した。EVではエアコン、とりわけ暖房の使用が電力消費を拡大し、航続距離を短くする大きな要因であることから、シートヒーターの採用は車内の快適性向上とともに、冬季の行動範囲の拡大を実現する上で重要なアイテムと言えそう。

機能面では、専用リモコンで充電時間の設定や乗車前にあらかじめ車内の空調を調節できるプレ空調、バッテリー残量の確認などを可能としている「MiEVリモートシステム」をGグレードにメーカーオプションとして設定。また、震災の経験から装備を求める声があった駆動用バッテリーからの電力供給機能。消費電力が100Wまでの家電製品へ電力供給を可能とする「ACパワーサプライEZ」ディーラーオプションとして用意した。将来的に供給可能範囲は1500Wまで拡大される予定だ。

車両本体価格は、Mグレードが260万円、Gグレードが380万円。個人がマイカーとして購入する場合は、申請によって国の補助金を受給することが可能で、その場合の実質負担額は、Mグレードが188万円、Gグレードが284万円となる。居住する地方自治体によっては独自のEV補助金があり、その場合はさらに購入に際しての負担額は少なくなる。販売はMグレードは7月25日から、Gグレードは8月中旬の予定。「MiEVリモートシステム」などGグレードの一部メーカーオプションは、10月以降の生産から対応する。

(2011年7月 7日 eJAFMATE編集部 徳永智)

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