この記事をソーシャルブックマークに追加する
この記事をはてなブックマークに登録する この記事を Yahoo!ブックマークに登録する この記事を del.icio.us に追加する この記事を livedoor クリップに追加する Buzzurl newsing it!

我が道を行く 光岡から高級リムジン「ガリュー リムジン S50」登場


クラシカルで高級感溢れるフロントフェイス、そこから連なる長いリムジンボディ、シンプルで上品ながらヒトクセあるリアビュー。このクルマ、見るからに高そうである。そう、高いのである。



光岡自動車が発表した「ガリュー リムジン S50」は、同社のフラッグシップセダン「ガリュー3」の胴体を50cm引き伸ばしたストレッチリムジン。日産の高級車「フーガ」をベースとして、外観をオリジナルのものに仕上げている。価格は801万6750円〜934万5000円。

エクステリアの高級感はさすがで、各部とも加工に違和感はない。なかでも大きな売りとなっているのは、美しいルーフパネルだ。完成車を基に作り上げるリムジンでは、新たに溶接によって延長部分の加工がなされる。多くのリムジンで、後席のルーフ部分にレザーがかかっているのは、ひとつには高級感を演出する狙いもあるのだが、大体においてこの溶接跡を隠す意図がある。「ガリュー リムジン S50」ではそれを避けるため、新たな1枚もののルーフパネルを成型し、丸々被せている。この工法は光岡が、セレモニー・送迎用の車両や、はたまた霊柩車といった特装車の生産で培ってきたリムジン加工の技術を発展させ、2005年発売の人気車種「ビュート」において実現したものだ。


メカニズムとインテリアに関しては、日産「フーガ」と同じものになるが、ステアリングのエンブレムと、インパネなどに施される木目調のパネルにはオリジナルのものが用意されている。延長された部分には、サイドにスピーカーシステム、天井に液晶モニターが設置され、足元はフラットに仕上がっている。この延長50cmという長さは、日本の道路事情を考慮し、実用性を加味した結果だという。

この時代に、リムジン?そう捉える向きも多いかと思う。確かに国内ではほとんどの自動車メーカーがストレッチリムジンの生産を中止している。ではなぜ、光岡はこれを作るのか。発表会に出席した河村賢整社長は言う。光岡のような、手作りによる少量生産であればこそ、このようなモデルの生産が成しえる、と。その証左が同社の手がけるスーパーカー「オロチ」だ。その突き抜けた独創性、手作り少量生産という希少性、そういった価値が受け入れられ、「オロチ」は高額ながら月受注生産目標を着実に達成しているという。同社は「ガリュー リムジン S50」においても、こういったニッチなニーズを目指す構えだ。

(2008年10月24日 eJAFMATE編集部 若松哲史)

Copyright (C) 2014 JAFMATE Co. Ltd. All rights reserved.