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「神の化身」現る!? 蛇の形のスーパーカー、光岡自動車「大蛇(オロチ)」発表


一時期、日本は、日本人は、スーパーカーと呼ばれる車たちに憧れていた。それは、大人たちだけではなく、子供たちもスーパーカーに熱狂した時代だった。輸入車のショールーム前には、いつもカメラを持った少年たちがいたものだった。いわゆるスーパーカーブームである。スーパーカーの代表格フェラーリやランボルギーニは、とてつもない馬力や新技術を持ち、誰もがはっとする、「カッコイイ」形をしていた。いずれのスーパーカーも高額で、庶民にはとても手の届くものではなかったが、世にそんな車が存在するということ自体に興奮したのだ。

あれから30年、その興奮をもう一度味わって欲しい、そういう想いで開発されたのが、光岡自動車の新型車「大蛇(オロチ)」だ。光岡自身は、オロチを「ファッションスーパーカー」と形容している。形は誰もが目を引くものだが、低馬力で(とはいっても233PSある)オートマチック仕様とし、扱いやすいスーパーカーを目指したところからだ。


しかし、オロチの形は、「普通に」目を引くというものではない。異様なものを見たときに感じる違和感、「ギョッとする」という感覚が最も近い。幅広で低く構えた佇まいは、スーパーカーのデザインに共通するものだが、それ以外はアクの強さ、押し出し感を全面に出したものだ。ボディラインは蛇がうねるがごとく、複雑な曲線で構成される。ボンネットは、まるで蛇のうろこのような造詣が施され、フロントグリルは蛇の歯をイメージさせるものだし、異型ヘッドライトには縦の線が黒く入っていて、蛇の鋭い眼光を彷彿とさせる。車名の由来にもなった八頭の蛇の化身、ヤマタノオロチを車として具現化するとこういう形になる、という感じだ。これらのデザインは、フェラーリやランボルギーニなどの、どのスーパーカーとも違う存在感を出している。


この形を実現させるために光岡は、車の骨格をたくさんのパイプを組み合わせて作る、スペースフレームという方法に挑戦した。車の製造方法では古くから用いられる手法だが、手間がかかるために現在では採用例は少ない。これにより現在の車とは違うしなやかな乗り味になったという。製造は完全受注生産の400台限定で、富山の工場で職人が1台1台手作りする。メイド イン ジャパンのスーパーカーを作りたかったという光岡の試みだ。


オロチに搭載されるエンジンは、米国で販売されるトヨタ車に載るV6の3.3L。乗員後方に搭載し後輪を駆動する。エンジンがトヨタ製ということもあり、かつてのスーパーカーのように、メンテナンス費用が高額になることはないという。


内装は黒を基調に、赤でアクセントを効かせた配色。スポーティで低い車体だが、居心地はなかなかよさそうだ。


悪神と謳われるヤマタノオロチの名をあえて採用し、「入魂式」という儀式を経て、善神に仕立てたというオロチ。車に「カッコイイ」ことを求める風潮が低迷する中、この光岡スーパーカーが、30年前のようなブームを巻き起こすことが出来るか、神のみぞ知るところである。


【主要諸元】
 エンジン 3MZ - FE 3311cc V6 DOHC EFI
 最高出力 172kw (233ps) / 5600rpm
 最大トルク 328N・m (33.4kg・m) / 4400rpm
 トランスミッション 電子制御5速AT
 サスペンション 独立懸架式ダブルウィッシュボーン
 ブレーキ ABS+ベンチレーテッドディスク
 寸法 全長4560 /全幅 2035 / 全高1180 (mm)
 ホイールベース 2600 (mm)
 最低地上高 130(mm)
 車両重量 1580 (kg)
 タイヤ 前245 / 45 ZR18 後285 / 40 ZR18 (rear)
 車両本体価格 ¥10,500,000-
 販売店 全国ミツオカ車販売店

 オロチ専用フリーダイヤル 0120-676-244

(2006年10月10日 JAFMate編集部 伊東真一)

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